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| 「とても充実しています」 ― 第33期 棋王就位式 ― | |
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| 第33期棋王就位式が5月19日、東京都内のホテルで行われ、初防衛に成功した佐藤康光棋王に、日本将棋連盟・米長邦雄会長から就位状が、本社代表取締役社長・石川聰から賞金と賞杯がそれぞれ贈られた。 佐藤棋王は今期、第一人者の羽生善治王座・王将の挑戦を受け、第3局まで1勝2敗のピンチ。しかし、ここから見事に巻き返し、3勝2敗でタイトルを死守した。 第1局を主催した京都新聞社・齊藤修取締役常務執行役員や、作曲家で東京音楽大学教授の池辺晋一郎氏らの祝辞の後、謝辞に立った佐藤棋王は「羽生さんという強敵を相手に、どうしても勝ちたかった。タイトルを守れてとても充実しています」と述べた。 会場には200人を超える関係者が駆け付け、佐藤棋王の2連覇を祝った。 棋聖位も併せ持つ佐藤棋王は、6月からの棋聖戦で再び羽生2冠を挑戦者に迎え7連覇を目指す。休む間もなく、新たな戦いが待っている。 |
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| (写真)初防衛を果たし、石川聰・本社代表取締役社長から賞杯を受ける佐藤康光棋王 |
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| 第33期5番勝負の結果 | |
| 第1局 2月13日(水) 京都市=公開対局 | 佐藤棋王● 187手 ○羽生2冠 (先手羽生2冠) 午後8時25分終局 残り時間=両者とも1分 |
| グランドプリンスホテル京都 京都新聞社 棋王戦ページ |
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| 第2局 2月23日(土) 金沢市 | 佐藤棋王○ 133手 ●羽生2冠 (先手佐藤棋王) 午後7時25分終局 残り時間=両者とも1分 |
| 北 國 新 聞 会 館 北國新聞社 棋王戦ページ |
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| 第3局 3月8日(土) 新潟市 | 佐藤棋王● 71手 ○羽生2冠 (先手羽生2冠) 午後5時29分終局 残り時間=先手1時間10分、後手1分 |
| ホ テ ル イ タ リ ア 軒 新潟日報社 棋王戦ページ |
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| 第4局 3月19日(水) 東京都渋谷区 | 佐藤棋王○ 127手 ●羽生2冠 (先手佐藤棋王) 午後7時16分終局 残り時間=先手1分、後手3分 |
| 将 棋 会 館 共同通信社 |
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| 第5局 3月28日(金) 東京都渋谷区 | 佐藤棋王○ 119手 ●羽生2冠 (先手佐藤棋王) 午後6時59分終局 残り時間=先手7分、後手21分 |
| 将 棋 会 館 共同通信社 |
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| 佐藤3―2羽生 佐藤棋王が初防衛 | |
| ※持ち時間各4時間、夕食休憩なし | |
力を出し切れた ―佐藤棋王に聞く―2007年度は負け越している期間が長かったですね。ここ数年は常に“年間最多敗”の最有力候補らしいんですが(笑)。特に順位戦の成績がよくなくて心配されることも多かった。個人的には王位リーグ陥落が一番ショックで、その後(リーグ復帰を懸けた)予選初戦でも佐藤天彦四段に負けて…。でも陥落があまり話題にならなかったのでよかった(笑) 5番勝負開幕前は不安もありました。しかし前期、タイトル5連続挑戦の末に苦労して取った棋王位を、どうしても防衛したかった。 羽生さんとは、最近フルセットになる勝負が多くなってきました。「負けたら終わり」という一番は、たぶん羽生さんよりも多く指しているんじゃないでしょうか。もちろん対局数が全然違うわけですが。ファンからは「心臓に悪い」と言われます(笑)。しかし平常心で戦うしかありません。 年明けから徐々に調子が回復しつつあり、いざ5番勝負が始まってしまえば将棋に没頭できました。第1、2局では悪い時に粘ることができ、そのあたりから調子が上がってきたようです。 棋王戦の公開対局は、観戦される方々のマナーも良いですし、集中すればそんなに周囲は気になりません。地元での第1局は雪だったので交通を心配しましたが、ファンにアピールするいい機会なので続けていってほしいと思います。携帯電話が鳴ったり、携帯の(シャッター音が鳴る)内蔵カメラで撮る人もいたんですか? それはほとんど気付かなかった(笑) シリーズを通してみると、自分のペースでは指せておらず、優勢な時間は5局を通して3割くらいしかありませんでしたが、その中で勝ち越せたのは幸運でしたし、力を出し切れたと思っています。 棋王戦5番勝負はこれで先手番の13連勝ですか。後手が勝ちそうな将棋もあるので意外な感じもします。最終局の振り駒は大きいとは思いますが、自分はそれほど気にするタイプではないですね。結構後手も好きで、変化もしやすい。でも強い人は先後どちらでも勝ちますから、それほど影響はないような気もします。 ゲンを担ぐかどうかですか。勝ったら次も同じ扇子を使い、負けたら取り替えるというくらい。食事も第4、5局とうな重を頼みましたが、それくらいですかね。がんじがらめにならない程度に担いでいます。 自分の中では羽生さんに追い付いたという気持ちはないのですが、今タイトルホルダーが5人おり、その意味では戦国時代になったともいえます。有望な若手も多いですし、これからより熾烈を極めるんじゃないでしょうか。若手に追われているという気持ち? まだまだ同世代との戦いが多く、それを考えるだけで疲れて1年が過ぎていく感じでしたから、そこまでは(笑)。もっと精進していかなければなりません。(談) |
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