健康ワンポイント
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『糖尿病の一次予防と早期発見』
広島原爆障害対策協議会
健康管理・増進センター所長 伊藤 千賀子先生
インタビュアー ニッポン放送アナウンサー 那須恵理子
日本人と糖尿病 多い未治療患者 難しい予防 糖尿病予防の取り組み Q&A
 
第1回「日本人と糖尿病」
―今週は「糖尿病の一次予防と早期発見」というテーマで、広島原爆障害対策協議会 健康管理・増進センター所長の伊藤千賀子先生に伺ってまいります。今日は「日本人と糖尿病」というお話ですが、今、日本にはどのくらいの患者さんがいらっしゃるんですか?
伊藤

 一昨年、厚生労働省が報告したのは糖尿病が740万人で、予備軍が880万人、あわせて1620万人、これは大変な数だと思います。ここ最近は特に増えていまして、5年間で、糖尿病は50万人、予備軍は220万人も増えています。

―日本人は糖尿病になりやすい?
伊藤  そうですね。日本人は、糖尿病の原因であるインスリンを分泌するすい臓のベータ細胞というものがありますが、その細胞の機能が欧米人に比べて弱いといわれています。インスリン分泌も欧米人の半分ぐらいといわれています。
―それは何か理由があるんですか?
伊藤  はっきりした理由はわからないんですけれども、古い時代からの生活を考えてみますと、欧米人は牧畜民族ですので、ハンティングをして獲物を獲って生活していたということですね。それに比べてアジアの人たち、日本もそうですけれども、農耕民族であったと。やはり、そういう生活ですと、栄養のバランスが違いますので、すい臓の発達も違っていたのではないかと思います。
―体格も、日本人と欧米人とでは随分違いますよね。
伊藤  はい。それはインスリン分泌が良好なので、欧米人は太っていても予備軍。それに対して、日本人やアジア人は、小太りでも糖尿病、標準体重でも糖尿病予備軍。このように大きな違いがあります。
―もともと持っている体の機能、性質が違う。
伊藤  そうですね。
―それだけ日本人は、糖尿病になりやすい、気をつけなければいけない。
伊藤  そういうことだと思います。
―では先生、今日の「健康ワンポイント」お願いします。
伊藤  「小太りの人でも糖尿病に要注意」
(2005年3月14日放送)
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