健康ワンポイント
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『食と健康』
桜美林大学大学院老年学教授 柴田博先生
インタビュアー ニッポン放送アナウンサー 那須恵理子
長寿社会日本人の食事の実態 やせ信仰の落とし穴 コレステロールの誤解 中高年の理想の食事 Q&A
 
第5回「Q&A」
―最終日の今日は、皆さんからいただいた「食と健康」にまつわるご質問にお答えします。初めは大阪府にお住まいの60歳の主婦の方なんですが「主人と私は60歳を超えてから卵を控えています。もともと嫌いじゃなかったんですけれども、何となく健康にはよくないような気がしてやめました。間違いでしょうか」。
柴田

 昨日も申し上げましたように、1日に1個は卵を食べてほしいということですね。これは多少コレステロールの高めの方でも、卵を食べることによってコレステロールが上がるということはございませんので、卵はそれ自体で一つの成体になるわけですから、完全な食品です、タンパク質も脂肪も。最近ではぼけ予防につながるリン脂質、レシチン、これが非常に多いということで卵が再び注目されているわけですね。これでコレステロールを上げるということはあまり心配しなくていいと思います。

―次は金沢市にお住まいの37歳の男性の方ですが、「会社の健康診断でBMIが23だから肥満に注意といわれました、それ以降我が家の食事は油抜きになりました。カツ丼などはもう2度と食べちゃいけないんでしょうか」という。
柴田  1日のカロリーの中で脂肪のカロリーが少なくとも25%ぐらいは取らなくちゃ健康によくないわけですね。たしかに脂肪の取り過ぎになるとBMIという肥満度も上がってきますが、肥満度も適切な肥満度の範囲がありまして、これは少し幅広く取りますと、BMI=身長の二乗で体重を割るという数値なんですけれども、これが23から26ぐらいの間が非常にいいわけです。この目安をいいますと160センチの人であれば60キロぐらいの方、身長から100引いたぐらいの方が23・4ぐらいになります。最低これぐらいの肥満度が必要だということになります。
―ということは、この方肥満度が23だから・・・。
柴田  肥満ではないということですね。これ以上やせると寿命にとってはありよくないということに逆になるわけです。むしろやせ過ぎに注意ということになりますね。
―じゃあカツ丼食べても大丈夫なんですか。
柴田  大丈夫です。タンパク質も脂肪も十分補っていただいていいと思います。
―では先生、今日の「健康ワンポイント」をお願いします。
柴田  「日本人にとって深刻なのは肥満よりもやせ信仰」
(2004年2月13日放送)
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